アフタースクール

うーん。内田けんじ、2作目にして早くも失速?
ちょっと期待が大きすぎたか。
悪くはないけど、なんか着地すべきところからずれてしまった*1感じがした。
運命じゃない人」は、広げた風呂敷の畳み方が上手いというか、上手い具合にいろんな方向からたたんで転がして、最後までどこに行き着くのかわからない、って感じがよかったんだが、今回はあっさりたたんじゃって、後はタネ明かし、みたいになってしまった。行き着く先もそれほど意外性がないしおもしろみがない。
運命じゃない人」のミニシアター的小品然としたところもよかったんだけどなあ。
今回は、前作より予算が付いて使える俳優のグレードがアップして、より一般的な作りにせざるを得なかったということだろうか。その割には、実際に観てみるとそれほどメジャー感があるわけでもなく、なんとなく中途半端な感じがした。
次回作は、もっと好き勝手に作ってほしいものです。その方が絶対面白い。

*1:こっちの勝手な思いこみだけど