世間は・・・

一年の中で、世間の習慣(?)、趨勢(?)から離れていることに寂しさを感じるときが2度ある。一つはクリスマスで、もう一つがバレンタインだ。
そもそも、本命で贈る相手などいつだっていないのだが(涙)、今年は当日が休みで、直前の数日間も私は会社に行ってなかったので義理ですら贈ることが全くなく、そのせいで、いつも以上にすごく遠いどこかの出来事のように思えてしまっている。
電車の中で、降りようとする高校生の男の子に、今この瞬間しかない、みたいな思い切り方で、でもそっけなくチョコの紙袋を渡す女の子と、それをやはりそっけなく受け取る彼、なんていう青春の1ページな情景を目撃し、いいなあと思うと同時に、今の自分がそういったドラマや感情からどれだけ離れてしまっているかということを感じて切なくなった今日このごろ。
そんな日にわざわざ、人の触れ合いや恋愛模様も描いている映画「パリ」を観たのだから、自分ももの好きというか、アホだと思う。
今日はこれと、「チェ 39歳別れの手紙」の2本を観てきたのだ。
「パリ」、いい映画だったけど、本当に猛烈に人恋しくなる作品だった。(苦笑)
切なくて、この状態をひきずったら精神衛生上かなりよろしくないことになりそうなくらい。自分の中で、今以上に何か割り切りをもって生活していかないとダメかもしれないと、危機感を感じてしまった。将来への潜在的な不安は十分すぎるほど抱えている年齢なので。(^^;
まあでも、てっとり早い解決方法として思うのは、やはり、どっかに出会いがないかなあってことなのだ。会社と家の往復だけじゃ、たぶん一生なさそうで、それを思うとさらに気が滅入るのだが・・・。