PC買いました

突然だが(本当に)、日曜に私は新しいPCを買った。土曜日まではそんなつもりは全くなかったのに。
訳を話せばあまりにもおバカな話なのだが・・・。

ことは、土曜日に仙台のヨドバシに行ったときに、安さとシンプルさと軽さにつられて、クリエイティブの携帯音楽プレーヤー「ZEN stone plus」を買ったことに始まる。以前使っていたRio Uniteと同じで外部記憶装置として使え、音楽データもファイル管理ソフトを使ってコピーするだけで移せるので、専用ソフトも必要ないし、もしかしたら私のWin98でも使える?と、ちょっと期待込みで考えてのことだった。
でも甘かった。私はすっかり忘れていたのだ。Win98では機器それぞれに固有のドライバが必要だということを。そして、メーカーではWin98用のドライバを用意していなかった。ドライバさえ用意してくれれば、問題なく使えるはずなのに(Rioはそれがあったから使えた)、ケチ。
というわけで、せっかく買ったけどやはりこのままでは使えないことが明らかになったのだが*1、どうせなら悪あがきをしてみたい、日本はだめでも海外のサイトにならあるかも、と、海外のZEN stoneユーザーのフォーラム等を覗いて、ファイルを探したのだった。
いくつかWin98用ドライバというものを見つけて試してみたものの、プログラムがZENを外部デバイスとして認識してくれず(PCのシステムは認識していたのだが)ダメ。やはりダメだったかとガックリきたそのときに、Win98用のUSB接続機器のマルチドライバを見つけたのだ。これならなんとかなるかも、と、期待に胸ふくらませ、インストールしてみた。


それが悪夢の始まりだった・・・。


Winのシステムが思いっきり壊れてしまったのだ。システムエラーが続出し、通常のソフトもエラー表示が出てすぐ閉じてしまう。Operaベッキーもだめ。
また、日本語入力ができなくなってしまった。読むことはできるのだが。完全に「海外でPCを使ってる人」状態。
ふと気がつくと、Windowsのメニューが全て英語表示になっていた・・・。そして改めてインストールしたドライバの注意書きを読んだときに気がついた。そこには"English only!!!"と、"install at your own risk"という言葉が。ああ、そういうことでしたか・・・。(涙)

Operaはだめでも、幸い大昔のNetscape(!)があったため、Webを見ることはできたのだが、いつこれもダメになるかわからない*2。自分の失敗からくる焦りもあり、これはもうダメだ。とにかく新しいPCを買うしかない、という気持ちになっていた。


で、日曜のお昼には家電屋さんに行き、ノートPC売り場を見て回っていた。
今思えば、別に無理して買おうとすることはなかったのだ。実家帰ってPC借りるとかなんとかして通販で買うという手段もあったのだから。
しかしそのときは、もうとにかく今買わなくちゃ、という気持ちになっていた。
しかも、ちょうど秋冬モデルが売り始めの時期だったので、夏モデルが値下げされていて思いのほか安かった。もう少し後だと今度は売り物がなくなるかも、という時期。田舎の家電屋なので、ほとんどがホームユースの中位モデルで大手メーカーのものだけだったけど。
その価格を見て、通販で買ってもこの価格で買えるだろうか・・・。と考えて迷いだしたら、ただ見て帰るということができなくなってしまって。しかも、見れば見るほど、「何がいいか」という基準がわからなくなり、何を買ってもそんなに変りがなさそうに思えてくる*3

結局、東芝ダイナブックの中位モデルの夏モデルを、展示品のみということによる低価格と、HDMI端子つきというスペックにつられて買ってしまった。今考えればなんて素人な買い方をしてしまったのだろう。
ついでに、PCはテレビが見られない仕様だったため、PC用地上デジタルチューナーも購入。これでなんと、私はテレビも見られることになってしまった。まだ設定してないけど。


さてしかし、うちに帰って買ったばかりのPCを使い始めてみて、すぐにものすごく後悔した。
熱い! 
特にパームレスト部分と中央のマウスパッド部分が。
パッド部分なんて、ずっと指を載せていたら低温やけどでもしそうなくらい熱い。なんなんだこれは。
基本的にマウスに手を移すのがわずらわしいと感じる私にとっては、これはものすごいマイナス点。店頭でデモ製品をいじったとき、かすかに違和感を感じたのだが、そのときになんで気がつかなかったんだろう。

今は、一応パームレスト部分の上にゴムのシートを複数枚重ねて載せて使っているが、これも熱は通してしまうため、やはり直接ほどではないが熱い。そしてもちろん、マウスパッド部分には何か載せるわけにもいかず、熱いパッドに直接触れるしかない。
熱いと、手が疲れるのよ。ときどき手をPCから離して休ませてあげないといけない。
これでノートPCの役割が果たせているといえるんかな、しかし。そして、世の中のユーザーはこんなパソコンに文句を言わないのだろうか。


まあでも買ってしまった以上、文句だけ言っていてもしかたないので、あとは自分仕様にするために、粛々と設定を行っている。
ブラウザはOperaに、メーラーは前のパソコンから辛うじて避難できたベッキーに。ファイラーはまめfileに。以前からの癖で、とにかくWindowsの基本ソフトは極力使いたくないのと、できるだけ以前と同じような環境にしたいため。

買った直後にCDを再生したときは、あまりの低音のへらさ具合に怒りがわいてきた(9年も前のPCより音が悪いなんて!)のだが、これについては、汎用性のある高機能のサウンドドライバをインストールすることで見違えるようによくなったので、まあなんとか。

これからも、自分の使い勝手がよくなるようにしてくほかないんだろうな。


あ、一応満足している点もありますよ。
白い匡体のデザインとか、鮮やかな液晶画面とか、ドライバインストール後の音質のよさとか。
PCそのものについてではないが、おかげで(?)ZENが使えるようになったこともよかった(順番が逆のような気がするが)。今日通勤時にさっそく使ってみたが、思いのほか音質がよくて感激した。その他にも、周辺機器が使いやすくなったため、長らくPCへのデータ送信をさぼっていた万歩計もまた使えるようになったこと、等々。
ただし、初めて使ったVistaについては、使い勝手がいいようには全く思えない。こんなのに無駄にCPUが使われているかと思うとちょっと頭に来る。

*1:つくづくバカですね〜

*2:時間が経つほどどんどん使えなくなる機能・ソフトが増えていっていた。まるでウィルス。だが、英語圏の人にとっては問題のあるものではないようなんだな。フォーラムを見た限りでは。

*3:実際は大違いだったわけだが