草思社が民事再生法適用申請 負債総額22億5千万円@asahi.com

ついさっきiチャネルを見たら、「草思社が倒産」という記事が載っていて、びっくりした。
このニュースを読むと流行りの本を出してブームにのっていた出版社という印象を持たれるかもしれないが、私の中では、骨太の内容(特にノンフィクション、ルポルタージュ)の本を出しているしっかりした出版社という位置づけだったので、驚きは大きい。事業は継続するそうだから少しは安心しているけれど。
自分も本を読まなくなっているから偉そうなことは言えないけど、こういう出版社から出ている本をみんなもっと読まないとだめだって。出版不況と言うけれど、それは実は、それだけ「知識」が必要とされなくなっていて、各個人が取得している情報の質量が減っているという、より本質的な憂うべき問題の現れなのだと思う。


下は、以前にも紹介した、アメリカのファストフード産業についての良質のルポルタージュ
必読。これも草思社からだったんだよね。

ファストフードが世界を食いつくす

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