ハゲタカ

いやー、おもしろかった。
入札だけであれだけ緊迫感のあるシーンがつくれるのかと、それだけでワクワクしたのだが(青を基調にした色味がまたよい)、その後のドラマに心震わせられた。ホント、働くって何なんだろうな。経済ドラマでこんなふうに感動するとは思わなかった。
アランが超大根なのと、三島が未だ経済記者に見えないことを除けば完璧なんだが。あと、ネタの「ウラをとる」といっても、当事者トップに正面切ってコメントを求めても無駄なのはわかっているんだから、そこで粘って時間をとるのはアホ過ぎるだろう。例えば常務の妻の会社の線からいくとか、もっと下の人間の証言を取るとか、脇から攻めないと。今回、芝野が電話をくれたからよかったものの、そうでなければ彼女は貴重なネタを落としたアホだったわけだよ。冷静に見て。例えば、別会社を当たっているシーン一つ入れるだけでも大分印象が変わる感じがするんだけどね。
本当にいいドラマなのに、ちょっとこの(三島)辺りの甘い演出には疑問あり。