午後9時台のTV番組

茶の間にしばらくいたので、不可抗力でしばし華麗なる一族を久しぶりに見たのだが(1、2回を見た後めんどくさくなって脱落)、どこのギャグドラマかと思った。まるで渡鬼の台詞のごとく展開をほとんど説明してくれるナレーションといい、キムタクの全く重みの感じられないしゃべりと重厚そうな音楽とのミスマッチといい、相武のこれまたお嬢様とは思えない演技の軽さといい、過去を説明するときのまるで昼ドラのような安っぽい演出といい、あまりにチグハグ。これをギャグと言わずして何と言おう。
どんなに展開がおもしろくなってきた(と、聞いたのだ・・・)といっても、これじゃなあ。


その後自室でNHKスペシャルを見て口直し。
こちらは歌麻呂の絵の変遷を当時の世相とからめて分析した内容で、なかなかおもしろい。
まさか幕府が江戸市中の様子をスパイを放って調べていたとは。しかもそれが資料として残っていたとは知らなかった。書いてある内容が以外に細かくて笑える。(笑)
お上が行きすぎた流行を規制して、それを巧みにくぐり抜けようとする者とのいたちごっこが続いて・・・、なんて、まるで現代みたいな話。
ただ、後半は歌麻呂の紫がほとんど関係なくなっていたのはどうかと。研究グループの人たちはとても楽しそうだったが。