雨の日の午後の1枚

OOPS!のメルマガに、「みんなの一枚」のテーマとして「雨の日の午後の1枚」というのが紹介されていたのだが、それを見たら自分も参加したくなって、久ーしぶりにOOPS!を開いて自分のプロフィールにこのテーマで「わたしの一枚」を登録してみた。(個人が「わたしの一枚」として登録したCDが、各テーマ毎に「みんなの一枚」としてまとめて見られるようになっている)


↓そんなわたしの「雨の日の午後の1枚」がこれ

Occasional Rain

Occasional Rain

(1998年となってるけどこれは再発年で、オリジナルは1972年発売)
実は自分も最近は全く聴いていなかった。
先日の連休に新しいノートパソコンを持って帰省した妹が、「パソコンに入れるからCD貸して」と言うので、それじゃあ今の時期だし妹の好きそうなのから涼しげなCDを選んでやろうといろいろ漁った結果、候補として出してきたのがこのアルバムなのだった。それで久しぶりに聴いて、やっぱりいいなあなんて感嘆している。(妹にも一応貸したんだが、時間がないとかで、結局自身が地元TSUTAYAで借りたCDだけコピーして帰っていった)


テリー・キャリアーを知ったのは、ベス・オートンがEPで"Lean on Me"をカバーして、本人とデュエットもしていたから。そしてこのアルバムは、彼のオススメアルバムを掲示板で親切に教えて下さった方がいて、その人に勧められた中からとりあえず一枚を選んでタワレコで買ってみたというのが出会ったきっかけだった。
他は新しいのを数枚持ってるだけ、しかも未だに、勧められたうちのもう一枚「What Color is Love」すら聴いていないというどうしようもない「にわか」なのだが、それでもこのアルバムは名盤であると自信を持って言える。
ジャジーでソフトロック風の軽やかなアレンジに深みのあるソウルフルな歌声という、軽すぎず重すぎずの絶妙な一枚。タイトル曲は、涼しげなアレンジも爽やかな、まさに「雨の日の午後の一曲」なのだけど、軽快な"Ordinary Joe"も、感動的な"Lean on Me"も、それ以外の曲も絶品。コーラスアレンジがまた素晴らしいんだわ。
思わず聴き入ってしまう、滋味あふれる一枚。これをかけると部屋の空気が変わる感じ。雨の日は家の中でこういう音楽を聴いてまったりしたいね。