GANGA ZUMBAライブ@BS2

宮沢和史のソロ、MIYAZAWA-SICKバンドがガンガズンバとなってからの初ワンマンライブの映像。
ARABAKIを思い出して楽しかったねえ。ARABAKI一日目ではこれとその前のohanaが最高だった。まあ、これだけメンツを集めれば当然かという気もするけれど。(笑) フェルナンド・モウラやマルコス・スザーノがわざわざブラジルから来てバンドメンバーとしてツアーに参加してるというのがすごい。ギターには高野寛、ベースにはtatsu*1。その他諸々。
このバンドはリズムが強力なんだが、それだってパーカッション2人にドラム1人という編成なんだもの、そりゃあね。とはいえ、それだけの人数とサウンドを一つにまとめ上げているというのは素直にすごいと思う。実際にライブを見てみると、理屈抜きにして楽しいのだから。
ただ、ARABAKIでも気になったんだが、宮沢は一頃に比べると声が出なくなったように思う。彼の声をそんなに聞いてきたわけではないけど、昔何かのイベントでTHE BOOMのライブを見たときは、とにかくそのボーカルに圧倒されたものなんだが。今だって出ていないわけじゃないが、「普通」になった。曲によってはコーラスのクラウディア大城やトランペットの音の方がボーカルより映えて聞こえたりして。バンドの前面に彼のボーカルがあるのではなく、ボーカルが相対的に弱くなって、その分を他のパートが補ってバンドとしての音楽を成立させている感じ。その意味でも、一つのバンドとして新生したのは正解かもしれない。


ライブでは、昔よく聞いたAFROSICKの曲が結構多く演奏されていたのがうれしかった。「矮小な惑星」とか「ブラジル人・イン・トーキョー」とかね。あのアルバムの曲は今聞いても古びることなくかっこいい。
ただ、BSのライブソフトはいつもそうなのだが、ライブ映像の途中に必ず流れをぶったぎるようにドキュメント映像が入る編集になっている。今回も、ほぼ一曲毎にワールド・ツアーだのリハーサルだのインタビューだのといった映像が挿入されていた。1時間半の番組だけど、半分くらいドキュメント映像だったんじゃないだろうか。それぞれ少しずつなら興味深い映像だとも言えるが、いくらなんでも多すぎ。それよりもっとライブ見せろー。ライブにおける曲の連続性を殺すなー。
と、私は言いたい。>NHK

*1:彼はARABAKIでは同日の堂島孝平のバンドでもベースも弾いていた