世界遺産

今日からナレーターが中村勘太郎に交替した。たった数ヶ月しか続かなかったオダギリはなんだったんだろう・・・。評判悪かったようだが、私は結構好きだったんだけどなあ。
勘太郎も悪くはないが、声が更に軽くなった気がする。また、初回だから仕方ないが、少し口が廻っていなかったのも気になった。
別にナレーターが「旬の若者」である必要は全然ないんだけど。世界遺産スタッフはこのところちょっと焦ってやいないだろうか。最近は、新聞の番組表に並ぶコピーも変に若者向けだったり「!」を多用したりして、逆にいい大人が敬遠してしまいそうなものになっているけれど。
もしかして、上からそういう圧力がきてるとか? そんなところで視聴者の注目を集めても番組のためにはならないんだけどね。と、長年の視聴者である自分は思う。スタッフには、この番組のコンテンツにとって何が一番かということを常に考えていろんな選択をおこなってほしいものだ。
で、私の希望はといえば、以前にも書いたことがあるが、井上倫宏マスターキートンキートン先生&ERのグリーン先生の声の人*1)! あの声で遺跡の解説なんかされたらあなた、ねえ。ま、あり得ないだろうけど。(笑)


ナレーターだけでなく、OPの音楽もまた*2ちょっとリニューアルされていた*3。番組内で使われる音楽の感じも変わったと思ったら、音響担当者まで変わったらしい。世界遺産といえば、マニアックなミニマルやエレクトロニカまでをフォローしたセンスのいい選曲が売りの一つの大きな要素だっただけに、今回の改変とスタッフ交替は一抹の不安を感じさせる。
平凡な番組になったらこの番組の意味はないんだよ。様々な鋭角的な要素が組み合わさって、その結果として、この時間帯に「さすがSONY」と言わしめてきたことを、スタッフは忘れないでほしい。
ただ、映像は今日も素晴らしかった。
霧の中から現れ、そして霧の中に姿を消していくマチュピチュの神々しさには思わず涙がでてしまった。


不安はあるが、今後も見続けようと思う。

*1:演劇集団円の俳優さんでもあります

*2:オダギリに変わったときも変わったのだ

*3:さらに、地球CGも変わっていた