アンコール・ワット展

仙台市立博物館に大アンコール・ワット展を観に行ってきた。
今日はこどもの日ということで、市の施設については子ども料金が無料。だから博物館も混雑するかと少々心配していたんだが、入ってみたらそれほどではなく。まあ、アンコール・ワットを見ようなんていう渋い子どもがそんなにいるわけないので、そんなもんだわな。
それにしては博物館にバスで向かうときの道路がやけに混んでいたなと思ったら、同じ方角にある市立動物園に向かう車の列なのだった。なるほど。今日は市バスも駅から動物園行きのシャトルバスを何台も出したり、路線バスでの近辺の停留所での乗り降りを制限したり、動物園行きの客にかなり気を遣っているらしかった。でもそこまでしたら動物園の中は逆に地獄になっていそうだが。(笑)
アンコール・ワット展よかったっすよ。細工が細かくて、いろんな仏像があって。ヒンドゥー教と仏教の両方をおおらかに取り入れてきた土地柄のせいで、同じ時期に作られた仏像とヒンドゥー教の神像の構成が全く同じで服飾が違うだけ、というのが並べて展示してあっておもしろかった。
ただ、結局のところあれは遺跡の一部をもってきてるだけだから、ああいうのを見るとやはりその場に行って見るのがいいんだろうなあという感想にいきついてしまうのがなんとも。壁からはがされたようなレリーフ状の一枚を見ても、物量の大きさから来る迫力みたいなものはわからないんだもの。