プロデューサーズ

映画「プロデューサーズ」を観てきた。
ブロードウェー版は観たことがないけど、メル・ブルックスが最初につくったオリジナルの映画の方は以前BSで観たことがある。で、実は結構つまらないと思っている。当時カルト的な評判があったから楽しみにしていたんだが、おもしろさを演出するネタの大部分を直接的なギャグに頼りすぎているのが、なんとも。話の筋も特におもしろいものではないので、肩すかしを食らったような気分になったのを覚えている。
今回のブロードウェー版の映画版も筋は同じだから、話としてはやはり微妙であった。ブロードウェーではすごい人気だというから楽しみにしていたんだけど、結局話のつまらなさを再確認してしまった感じ。
ミュージカル部分は楽しくていいんだけどねえ。"I wanna be a producer〜〜♪" ダンスも歌も楽しめて好きだからそれなりに楽しんだけど、トータルの印象としてはやはりちょっと微妙。
ただ、思わぬ収穫もあって。女優志望で事務所に転がり込む女性を演じたウマ・サーマンが意外なくらいよかった。スウェディッシュ訛りの素朴さとエロさの組み合わせがとってもキュート♪ 彼女、こんなこともできるんだね。とてもじゃないが、キルビルのアレと同じ人とは思えないぜ。(笑)


本編前の予告で、今度公開される「RENT」の予告編、それに、今回の「プロデューサーズ」公開に併せてこの映画館で一日ずつ再上映される「シカゴ」と「オペラ座の怪人」の予告編が続けて流されたので、本編を観る前からちょっとお腹いっぱいな気分になってしまった。オペラ座の怪人はどうでもいいけど、シカゴとRENTは楽しみだ。