人類、月に立つ

今日が最終回。
最後のミッション、アポロ17号の探索話が、現在(撮影時)の当人達の証言を加えながら、そして、人々に月への夢を与えた映画「月世界旅行」を作り上げたジョルジュ・メリエの話を間に挟みながら語られる。今までは「再現ドラマ」だったこのドラマに本人が登場するのは珍しい。やはり本人たちの言葉にはドラマでは出せない重みがある。


人類が最後に月に立ったのは、1972年の12月13日。
それ以降30年以上に渡って、月へ足をおろした者はいない。なんとも寂しい話じゃないか。
最後に、この壮大な計画と物語の発端となった1962年のケネディ大統領の演説と、アポロに乗った全てのパイロットの名前が画面に流れて締め。シリーズの最後にふさわしい、堂々とした終わり方だ。
ああ。
やはり、未知のものを知りたいと求め続ける人間の探求心と行動力、そして科学にかける情熱って素晴らしい。