ローザンヌ国際バレエコンクール

昨日はゼペットのニュースで他がぶっ飛んでしまったけど、今年も見ましたよ、ええ。
去年ここに書いたときは3月末だったし毎年そのくらいだったはずだから、例年より一ヶ月以上遅いことになる。扱い悪いなあ。
最近は、スイスのTV局の映像を見ながら日本人のバレエの先生が解説をする、というスタイルで固定になったようだ。去年も書いたけど、スイスの音声もそのまま翻訳して、解説のベッシーの辛口解説を聞くのが一番おもしろかったんだけどね。でもこの日本人の先生も結構辛口。ほとんどの人に一つはダメだしをしていた。
で、参加者の質についてだが。私は全くずぶの素人だけど、その私の目から見ても、これは質が落ちてるような。去年もそう思ったものだけど、今年はそれ以上に平凡な感じ。
また、参加者の国籍もここ数年で大きく変わった。私が見始めた頃は、まだヨーロッパからの参加者が大半で、一部日本人と韓国人、くらいだったのだが。それがいまや、ほとんどが日本人と韓国人と中国人(今年はウクライナ人も)。フランス人の女の子が一人いたけど、かなり珍しい。コンクール自体スカラシップが目的だから、経済力があってバレエ教育の後進国が受けに来るという事情はあるんだろうけど。でも、差別云々は関係なく、欧米人の体型によるバレエは見ていて華があっておもしろいのよ。わがままだけど、アジア人ばかりだとつまらないのよおおおお。あ、言っちゃった。(笑)
そんな今回の参加者の中でも、ウクライナのンドゥジ・ジェルリン(確かそんな名前。男性)は素晴らしかった。体の芯がしっかりしてるし、筋肉のつき方は美しいし、とにかく魅せる踊り。クラシックで海賊、フリーで熊蜂を踊っていたんだが、熊蜂では、最後に死ぬ姿勢までコミカルに演じていて、観客に大ウケしていた。解説の先生も、「今すぐにでもプロとして通用する」と太鼓判を押していたくらい。
あとは、韓国のキム・ユジン(女性)かなあ。この人のフリーははかなげでよかった。
なんて、素人が偉そうに語ってみました。