『BLACK BERRY BED』 ZEPPET STORE (ASIN:B0002Q2LKY)


昨日から、去年リリースのZEPPET STOREのアルバム「BLACK BERRY BED」を聴いてる。
やっぱりいいわ。相当いい。
久しぶりの全曲英語詞であることに加えて、ハードな曲からウォールオブサウンドなギターノイズにのせた切ないバラードまで、ゼペットらしい曲がバランスよく入った傑作だ。もしこれからゼペットの曲を聴いてみたいという人がいたら、迷わずこれを勧めたいくらい。(ただ、買おうにも売ってる店が少ないだろうけど(^^;) 特に7曲目の"FUNCIFUL"は、ゼペットらしさが存分に発揮された名曲だ。
それに、今こんなことを書くのもなんだけど、音が「新たに攻めている」感じなのだ。結成十ン年だとか中堅になっちゃってるとか、そういう立ち位置とは全く無関係なところからバンドがさらに先へと進み始めている音。
そう、私がこれを初めて聴いたとき、ゼペットはまだ大丈夫なんだと確信して嬉しくなったものだ。
あのころは、まさか彼らが解散するなんて夢にも思わなかった。
ZEPPET STOREで検索すると、このアルバムが出た頃のすごく前向きなインタビュー(これからのことについても言及しているような)がいろいろと出てくるのが切ない。


このアルバムを聴いていたら、この先4人による新しい音はもう聴けないのだということがすごくリアルに感じられて、いきなり悲しくなってきてしまった。
ただ、もう一度オフィシャルのメンバーの言葉を読みなおしたり、解散のニュースについてのいろんな人の書き込みを見て廻っているうちに、これも受けとめて上げるべきなのかなとは思えてきた。昨日自分で書いたように、バンドの寿命というものがきちゃったのかもしれない。
だって、結成16年なんだもんな(オリジナルのメンバーは今は木村世治しかいないとはいえ)。今のメンバーに固定してからでも7年。そういえば私が初めてゼペットのライブに行ったとき、まだ赤羽根さんは正式なメンバーではなかった。*1
解散の理由はわからないけど、これだけ長い間やってきて、かっこいいアルバムも残して、終わるにはいい時期なのかもしれない。悲しいけど。
そうやって、少し前向きに考えてみることにしよう・・・。木村さんのソロ活動は続くだろうしね。

*1:たぶん後発ファンの私でさえ8年近く追いかけているんだから、Under Flower時代から見守ってきた人たちの心境はいかばかりかと思う