レッド、ホワイト&ブルース

もうすでにDVDも発売されている、マーティン・スコセッシ監修、ブルース・ムーヴィー・プロジェクトの一編。でも地元でやるのは今ごろなんだなあ。(クリント・イーストウッド監督作を除いた)劇場上映作6本のうち、今回上映されるのは2週間で4本。その一本目がこれ。
イギリスのミュージシャンにインタビューすることで、イギリス人の視点からブルース(そしてアメリカの音楽)を捉えているのがおもしろい。彼らがアメリカへ向けていたあこがれのような熱い視線と、それが逆に米国内でのブルースの再評価を引き起こしたという、そのズレと奇妙な関係性が興味深かった。
映画はインタビュー形式のドキュメンタリーにはありがちの、複数の人物へのインタビューから共通のトピックを抜き出してつなげていく手法をとっているのだけど、人はめまぐるしく変わるし話はどんどん進むし、固有名詞はポンポンでてくるしで、字幕についていくのがやっと。自分はたぶん半分も理解してないような気がする。(^^;
それでも途中に挿入されるライブもかっこよく、わからないなりに楽しむことはできた。


上映開始早々、前の方の席で大きないびきをかいて寝始めたおっさん(たぶん)がいたのには参った。いびきが気になって映画に集中できなくて。見かねた近くの席の人が途中で注意して起こしてくれたみたいで、それ以後はやんだのでよかったけど。