あの頃ペニー・レインと

BS2にて。
公開時に観たとき、終始感傷モードというか、古い思い出は美しい系の話の流れに最後までのれなかったのを覚えている。映画館を出たとき、たぶんこの映画の描いたリアルタイムの世代であろう中年の男女が感激したように「よかったですね」と話をしていたのが聞こえて、彼らと自分の感じ方の差が妙に印象的だった。いい悪いじゃなくて、この映画の良さは自分にはわからんのだろう、と。
でもこうしてTVで観てみたら、映画館で観たときよりは青春映画として気楽に楽しめた。音楽がいいし、主役の男の子もケイト・ハドソンもかわいいし。
やっぱり甘い気はするけど。
悪い話じゃないんだ。話としてはそれなりによくできてるから、それ以外の何かを求めてしまうんだろう。