connie & carla コニー&カーラ

connie & carla

「connie & carla コニー&カーラ」を観てきた。
歌って踊れる売れない女性コンビのコニー(ニア・ヴァルダロス)とカーラ(トニ・コレット)はひょんなことからマフィアに追われる身に。身を隠したロサンゼルスでおかま(つまり男性)と偽っておかまのクラブでショーの仕事を得、ステージに出てみたら大人気に、という話。
アパートにおかまの友達が遊びに来るからその度にごまかさなきゃいけないし、ショー仲間のノンケの弟(デビッド・ドゥカブニー)はコニーに惚れたものの、自分はゲイじゃないはずなのに男が好きになったのかと内心戸惑うし。二人は本当のことを話したいけどバレたら追っ手が来るから話せないしー・・・という、典型的なシチュエーション・コメディ。めちゃめちゃベタなんだけど、いやー、笑った笑った。
二人を捜して各地のショーを見て回るうちに、すっかりショー好きになってしまうマフィアの子分もおもしろい。
久しぶりにこういうシットコムを見たなあ。前にも書いたけど、最近NHKでやらないからね。
キャスティングした人は男顔の女優ということでかなり考えたんだろう。まさかここで「マイ・ビッグ・ファット・ウェディング」のニア・ヴァルダロスが出てくるとは思わなかった。確かに彼女の顔はゴツイもんな。しかし実際おかまの格好をしてみると、ヴァルダロスはわりと「骨格はゴツイけど肉付きのいい女性」に見えるのに対して、トニ・コレットの方が本当に男に見えた。(笑)
コメディに加えて、この二人+おかまさんたちの迫力のあるショー(ミュージカルの名場面集みたいなもの)も楽しめて二倍楽しい。コメディ・シーンに比べて、マフィアの犯行シーンと逮捕シーンや、二人の彼&元彼の描写はかなり手を抜いている感じがするんだが、その他の部分に勢いがあるのでまあいいかな。
この映画は女性の方が楽しめそうな気がする。今日はレディース・デーなのでほとんどが女性客で、女性の笑い声が大きかった。それも楽しめた一因かも。