いま、会いにゆきます

今更だけど「いま、会いにゆきます」を観てきた。今日が上映最終日だったのだが、結構評判もいいみたいだし観ておいてもいいかなと思って。
で、観たわけだが。甘い、甘い、大甘だーー!>脚本:岡田惠和
台詞が甘い、恋愛描写がやたら長くて甘い、それでいて恋愛以外の話運びが大ざっぱで詰めが甘い。
ラストの展開は意外だったが、そこにいきつくまでの話が恋愛に偏っていて工夫が足らないし、他の話はスルッとうまく進んでしまうので、調子いい話だなあとしか思えなかった。
でも、たぶんこの映画にそういう難癖をつけるのはお門違いなんだろう。だって、これってまるっきりカップル向けのデートムービーだもの。恋愛描写だけが甘〜く長いところなんてまさに。そう考えるとよくできてるんじゃないだろうか。私自身は途中からダルくなってきて、何で自分はこの映画を観ているんだろうという気になってきたけれど。
まあ、そんな映画です。SFだっつーから(そんな感想を見かけた)少しは期待していたんだけどなあ。こういう展開にしても、もうちょっと細部がほしかった。脚本家には端からその気はなさそうだけど。
ところで、獅童の高校生時代の役を、新選組!で近藤周平役をしていた浅利陽介が演じているのだが、この二人が似ているというのは盲点だった。