テルミン

昨日BS2にて鑑賞。
映画館でも一度観てるんだけど、そのときは、オールナイト上映会で4本映画を観るというプログラムの一環で。(^^; 確かこれは3本目か4本目だったか。真夜中過ぎ。話の内容は大体覚えているつもりなんだけど、ちゃんと味わって観ていたかというとちょっとおぼつかない。
だから今回TVで見られてよかった。つくりもNHKで放送する海外ドキュメンタリーのような感じなので、TVで落ち着いて見るのにちょうどいい。
実際に見てみたら内容はわりと覚えていて驚いたのだけど、それでも今回はラストをちゃんと見られたのがよかった。前回見たときは、ああこれはきっと感動シーンなんだろうなと思いつつボーッと眺めていた記憶しかなかったから。今回やっとその演出を味わえた気がする。波瀾万丈の人生を送ってきた師と弟子、そして元恋人の二人が、数十年ぶりに再会するということの意味の深さ。そしてそこでグッドバイブレーション! 最後はあっさりと切る終わり方がよかったなあ。
いいドキュメンタリーでした。


ところで、テルミンといえば、マトリョーシカテルミンの機能をもりこんだマトリョミンという楽器がある。朝日新聞でとりあげられたときの記事がこれ
上でリンクしたサイトでは演奏風景の映像も見られるんだが、実際に見てみると想像以上におもしろい。普通のテルミンなら箱の仰々しさもあって、まだなんとなく楽器の体裁を保っているのだけど、マトリョミンの場合は片手に人形を持ってイスに座ってるだけだからね。これで演奏といっても、傍目にはなかなかシュールな光景。
サイトによれば、「マトリョミンオーナー」のための「マトリョミン・グレード試験」もあるらしい。んー、ディープな世界だ。
価格は34440円。テルミンとしては、というか、楽器としてもかなり安い価格だと思うが、おもちゃとしては微妙な値段だわ。でもいいなあ、欲しいなあ、これ。