新選組!

今までの出演者総ざらえって感じだったなあ。張った伏線も使いまくりで。
まさかあそこでまゆげ少年が出てくるとは思わなかったし、落書きも使われるとは思わなんだ。
それはそうと、よかった。
捨助の描き方やお孝の扱いが微妙だったとか、鐘の音は京を表す記号ですか?とか、やっぱり今更だけどスタジオ撮影には違和感があるなあとか、まあいろいろと言いたいことはあるし、こういう描き方は時代劇、しかも大河の最終回としては異質だと思う。
だけど、こんなふうに皆を描いて、終わりらしい終わり方で締めてくれたミタニンには感謝したい。新選組!をずっと見てきた人にとって最大のご褒美だと思ったな。哀しいけれど、すごく満足感のある最期だった。
自分も、こんなに集中して大河を見たのは久しぶり。よく見たよ。と同時に、出演者のみなさんにもお疲れさまと言いたい。ホントに、香取もよくやった。ラストに流れた、多摩の頃からの皆の姿や新選組紀行での他隊士の最期も胸にくるものがあった。家族といっしょに見ていたからがまんしたけど、そうでなかったらたぶん泣いてました。


はぁ〜、終わっちゃったなあ。
来年は義経か。主役が滝沢だと聞いたときは正直がっかりしたけど、香取の例もあるから、彼も次第にらしくなっていくのかもしれない。それに脚本の金子成人は時代劇でわりといい脚本を書く人だし(私の好きな「茂七の事件簿 ふしぎ草子」の脚本家でもある)、今度のはロケが多いらしいから、新選組!とはまた違ったドラマが楽しめるのではないかと実は結構期待している。おもしろいといいな。