コナン・ドイルの事件簿

というわけで全5回。うん、おもしろかった。
事件そのものは真相がわかってみればそれほど複雑なものではないんだが、重要なのは構成と撮り方なんだよな。謎が解けたとき、犯人と対峙したときの緊迫した雰囲気。それがなぜ日本のドラマでは出せないのかと、ふと、グダグダな逃亡者及び人間の証明と比較してしまう。
このドラマ、もうこれきりなのかなあ。一応今回はラストのドイルのモノローグでシリーズの終わり的なまとめ方をしていたけど、本当に最後なら、1話目の冒頭にあった「ホームズを小説の中で死なせたときの」ドイルのシーンをもう一度登場させてもよかったはず。たぶんそうするだろうと思っていたんだが、今回のラストはそれがあいまいなままだった(あのラストのドイルはまだホームズは書いてないような気がする。なんとなく)。これって、続編もつくれるようにってことのような気がするんだけど、どうだろう。