シュレック2

「シュレック2」を観てきた。
確かに、映画やその他諸々のパロディーが満載で何度も笑えたしおもしろかった。スターバックスの向かいにスターバックスがあるとか、「王子様」という言葉と共に出てくるのがチャールズ皇太子の似顔絵だったりなど、細かいネタもいちいち豊富。
けど、話そのものからは毒が薄れてしまった気がするなあ。一作目は物語のお決まりの展開をひっくり返してちゃかしてみせたところがおもしろかったのだけど、今回は後半の展開などはひねりの少ないまじめないい話になってしまっている。そこに物足りなさを感じてしまった。
長靴をはいた猫なんて、あの行動には絶対裏があると思ったんだけどな。本当にあのまんま味方になってるんだから拍子抜け。予告にも出てきたつぶらな瞳攻撃も見たまんまだし。そりゃ確かに可愛いけど。


ところで、今回も前作同様Eelsの曲が使われていたのがEelsファンとしてはうれしかった。*1前作では（映画のできるずっと前に作られていた）彼らの"My Beloved Monster"が、偶然にも映画の内容にピッタリだったために採用されていたのだが、今回は映画用に書き下ろされた新曲だったようだ。シュレックが「遠い遠い国」に着いた日の晩に、ベッドから起きてフィオナ姫の日記を見る−直前までかかっていた曲がそれ。


映画の前の予告編でハウルの新しい予告編を観た。今までのは音声は音楽のみだったが、今回は一部台詞つき。といっても声が聞けたのは倍賞千恵子と美輪明宏のキャラだけで、まだ主人公ハウル（キムタク）の声はなかったが。今作最大の注目どころ（というか懸念どころ）だから出し惜しみしているんだろうか。・・・それともよほど酷いのかと心配してしまう。

*1:ドリームワークスは自分とこのレーベルのアーティストの曲を（無理矢理）使うのがホント好きだね（笑）