クローズアップ東北

NHKで午後7:30から放送している東北枠の番組。今日は東北高校のエース二人(ダルビッシュと真壁)の特集だった。というわけで、それをビデオに録ってまで見たミーハーな私。
内容は、今年の春の敗北から、その後の練習風景、練習試合、そして県大会決勝戦後までの彼らの様子(授業風景など練習以外の様子も)とそれぞれのインタビュー。それに二人の小学生〜中学時代の話なども。地方限定とはいえ、高校生がここまで取り上げてもらえるなんてすごいぞ。
それにしても、特に意識して作ったわけではないのだろうが、二人の中学時代の環境が全く対照的なのは興味深かった。大阪でナイター設備まである専用グラウンドをもつ硬式チーム*1(コーチは父親)の一員として活躍し、進学時には全国の40校以上から誘いを受けたというダル。地元宮城の村田一中の軟式野球部(普通、中学の学校野球は軟式だよな)部員として、他のスポーツの部員と共同で町のグラウンドを使って練習していた真壁。両親は、東北高校なんて強豪校で地元出身の息子が活躍できるとは全く思ってなかったそうな。その二人が今では同じチームの双璧となっているんだからおもしろい。
春の敗北の後、二人は苦手部分の克服に力を入れてきたそうだ。ダルは投げ続ける持続力、真壁はコントロールをキープするための下半身の強化。
県決勝の対利府戦で、2点入れられたとはいえ18点差の大リードでの勝ちだったのに、今までのようになめた顔をしなかったダルがたのもしく思えた。顔つきが真剣になったし、心なしか体つきもたくましくなったような。これは真壁にも言えることだけど。
甲子園でもがんばってほしいね。
上のタイトルは、東北高校のグラウンドに貼られた言葉。春の悔しさを忘れないためだそうだ。


ところで他でもさんざん言われてることだろうけど、「真壁賢守」って、抑えの投手としてこれ以上の名前はないよな。

*1:これ見ると、野球に特に強い関心のない自分でも、やはり高校野球を強くするためにはまずはシニアからだなあと思ってしまう。。。東北はシニアリーグが盛んじゃないから