下妻物語

「下妻物語」を観てきた。
おもしろい。ロリータ・ファッション大好き少女とヤンキーの友情物語。見た目はちょっとキワモノ的だけど、友情に恋に進路に・・・と、中身は実はオーソドックスな青春映画なのだった。イチゴの初恋がやぶれたシーンではちょっとホロリときてしまったよ。
演出や随所に出てくるネタにも笑える。ただ、ちょっと狙いすぎかなあ。いかにもすぎる記号的なネタの使い方は全体的に薄い印象を残す。この雰囲気が好きな人は熱烈に支持しそうな気がするけど、自分はそこまではまれなかった。観ていて楽しかったし好きだけどね。
深田恭子は普段演技は下手だけどこの主人公ははまり役。終盤、彼女が切れる場面ではやればできるじゃんと拍手したくなるような熱演を見せていた。脇にはいろいろとくせ者的なキャスティングがされているが、矢沢心があいかわらずヤンキー役なのには笑った。しかもさすがにはまってる。（笑）　あとは主人公の母親を演じた篠原涼子のはじけっぷりに感心。今日丁度彼女の出ている自閉症児のドラマをやっていたけど、あれと同じ人とは思えないわ。