遠い空の向こうに

BS2で「遠い空の向こうに」をやっていたので、劇場公開時以来久しぶりに見た。
前回観たときはわりと淡々と見終えた覚えがあるんだが、今回は最後のロケットを打ち上げて、彼らのその後が映るところで泣けてしまった。あのどこまでも上がっていくロケットが、廃りゆく町を飛び出して突き抜けていく少年達を象徴しているんだよね。空へ上がっていくロケットと少年達と、炭坑に降りていく大人達の対比が切ない。
映画全体も以前より楽しめた。なぜだろう、最近はこういう若者を扱った映画を観るときは、若い主人公よりも彼らの周囲にいる大人たちにより注目して感情移入するようになった気がする。年をとったということだろうか。


そういえば、これの原作をいつか読もうと思っていてそのままになっていたんだった。この機会に読んでみようかな。最近ペーパーバックを読む訓練(←大げさな)として手始めに易しい本を一冊読んでいる途中なんだが(つまりまだまだ語彙も構文読解力も足りない)、これを原文で読むのはさすがに難しいかなぁ。ヤングアダルト向けのノンフィクションって感じがするから文章自体はそんなに難しくなさそうな気がするが・・・。物理系の専門用語がでてきたらお手上げになりそうだ。けど、ちょっとチャレンジしてみたくなった。