ルーブル美術館展 17世紀ヨーロッパ絵画

横浜(といっても、泊まったのは鶴見なので横浜観光には不向き)に出張、と言いつつ、出張用事終わりの金曜夕方、上野の国立西洋美術館に行ってルーブル美術館展を観て来た。
混むだろうからやめようかとも思ったのだが、今後こういう機会はないかもしれないし、金曜なら午後8時まで開いているからなんとかなるかと思って。横浜から上野への移動時間を考えると、全部観て回るだけの十分な時間がとれるかという点で心配ではあったが。
土曜日の日中の方が時間的な余裕は確かにあるのだが、さすがにこの展覧会に土曜日に行く気にはなれず・・・。どんな阿鼻叫喚な状態になるかと考えると。
金曜6時半ごろからの美術館展は、思った以上にすいていて快適だった。一瞬、実は人気ないのかと思ったくらい。目玉の一つ?のフェルメールの絵(とっても小さい)の前にもそれほど人はいなくて、少し待てば正面でじっくり観ることもできた。
最後の方はさすがに時間が少々足りなくなったのだが、まあストレスを感じずに観ることができてよかったと思う。
ただ、それなりに観られてよかったと思う絵もあったが、自分にとってはそうでもない作品も多くて、全体を通して言えば、17世紀絵画(宗教画多し)は自分はそれほど得意ではないということがわかった展覧会でもあった。せめて、事前にもう少し展示作品や作家についての勉強をして行けばよかった。
で、絵画のことをわからないから音声ガイド(声は中尾彬)を借りたのに、それほど詳しい内容(美術的な)を解説してくれるわけでもなく、聴いている分の時間だけ取られるのでなんだか借り損な感じがしてしまった。
ちょっと感動したのが、ついこないだ宮城県美術館のウィーン美術史美術館展で観たベラスケスのマルガリータ王女(といっても違う絵)とここで再会できたこと。ウィーンのはお見合い写真としてハプスブルク家に送られたものだが、こちらはフランス王家にいる彼女の叔母のものだったらしい。
近くで見ると荒い筆さばきだが、少し離れて観ると、それがむしろ布の質感をリアルに感じさせるという絵の上手さにやはり感動。
下のページで、マルガリータ王女が特集されてます。
http://pinkchiffon.web.infoseek.co.jp/Margarita.htm
私が観たのは、「薔薇色のドレスのマルガリータ王女」と「マルガリータ王女」だ。