OVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUND

OVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUND

BRAHMAN+αらしいという知識しかなく、でもアコースティックだから野外で聞くにはよさそうかななんて思って、本当に何も知らない状態でARABAKIでライブを見た。そうしたらバンドにはバイオリンがフィーチャーされていて、それを弾いてるのはボーカルで外国人*1で、しかも曲によっては明らかにケルト音楽の影響が強く感じられることにとても驚いた。バイオリンのアレンジもフィドル弾きのそれだし。
ドロップキック・マーフィーズとかポーグスみたいなものか。ボーカルがアメリカ人とは言え、日本のバンドでそういうバンドに出会えるとは思わなかったなあ。ライブはとても気持ちよくて、しかも自分は少し離れた芝生に寝転がって、つぶ貝串焼きを食べつつ梅酒サイダー飲みながらそれを聞いていたのだ。(笑)あれは幸せな時間だった。
で、ステージが終わった後にさっそくタワレコ売店でこのCDを買ってしまった。
なにより全曲メロディがいいのがいい。とてもまとまりのあるアルバムだと思う。
バンド名通りアコースティックな音楽で、哀愁を感じさせる流麗なバイオリンの音色とアコギの絡みがたまらない。こういう音楽をやるとは思わなかったが、もともと演奏力は確かな人たちなので、その辺は安心して聴ける。ただ、本場のケルティック・バンドと比べると、もう少し(ほんと少しなんだけど)ジャキジャキッとした歯切れのいいグルーヴがあったらなあとは感じた。ちょっと贅沢な要求かもしれないけど。ボーカルの線が細いのも気になったが、そういった点は、バンドとして活動を続けるうちに固まっていくものかな。
でも今後が楽しみだし、まだまだいろんな曲を聞いてみたいと思わせるバンド。ケルト音楽の要素が好き or アコギなEMO好きの人なら聞いてみてもいいんじゃないだろうか。
今月15日にはミニアルバムが出るらしいので、それを待って買うのもいいかも。

*1:Martin。スコットランドアメリカ人だそうで