話題の話

英会話教室の今日のテーマは、バージニア工科大での銃乱射事件にからめて、銃の可否についてだった。テーマになるかどうかは別にしても、少なくともレッスン前のショートトークではきっとこの話が出るだろうなと思っていたら、やはりだった。今一番hot(という表現がいいかどうかはわからないが)な社会問題だし、arguingしやすいことでもあるし、先生自身がわりとリベラルで政治的問題*1を話題に出すのが好きな人だから。
「銃についてどう思う?」「もっていてもいい銃と悪い銃があるだろうか」「アメリカではなぜ銃犯罪が多いのか?」「カナダの方が人口当たりの銃保有率は高いのに、カナダの銃犯罪はアメリカに比べたらとても少ない。それはなぜか?*2」「銃犯罪を減らすにはどうしたらいいか」等々、先生の考えた質問の書かれたhandoutを見ながら、それらについて意見を言っていくというもの。
日本語でも、考えをまとめた上で人を納得させるような意見を述べるのは難しい。ましてや英語でなんて…。しかし正解というものが存在しない分、当たって砕けろ的に言うだけ言ってみることが可能なテーマではある。
自分も(言葉を発したというレベルだが、)なんとかなんとか、言うだけは言った。
ただ、私は未だにまともな、しかも長い文章で答えることができないんだよなあ。他の生徒さんが、長く、より詳しく自分の意見を述べるのを聞いていると、なるほどそういうふうに言えばよかったのか、そういう話の展開の仕方があったのか、と、いろいろと教わることが多い。そして自分は本当にまだまだだということを強く実感する。
先生との会話だけでなく、他人の意見の言い方の一つ一つが、自分にとってはいい勉強になっている。

*1:アメリカでは特に、民主党共和党でのこの問題への対応が全く正反対だから、政治的問題と言っていいと思う

*2:「ボーリング・フォー・コロンバイン」をヒントにした問いらしい