MASTER KEATON 「迷宮の男」

というわけで今朝見ましたキートン再放送(NHKでは初だから「新」になってるけど)。あのOPを見るとやはりテンションが上がる。
アニメはもちろん最初の本放送を見て、BS日テレ再放送時も見て、さらにレンタルでも見ている口なのだけど、ここしばらくの間では久しぶり。原作も先日読んだばかりの話だったから、原作とアニメのつくりを逐一見比べられてとてもよかった。
やっぱりうまいね、構成が。原作と全く同じではないのだが(実は微妙にいろんなところを変えてある)、同じエッセンスをうまく使ってまとまった話にしている。この話は原作でもかなり地味な部類に入るのだが、オリジナルの演出を入れることで、原作より、見た後に静かな余韻を残す作品になった。
花田少年史キートンの他の回の演出等のことを考えても、小島正幸監督はもっと評価されてもいいと思うなあ*1。原作の良さを殺さず、地味に丁寧ないい仕事をしている。
一回目ということで気合いも入っているのか、作画も丁寧。そういえば、この作品での他の回がどうだったかは覚えていないのだけど、今回の作画陣は日本だけだったようだ。
このアニメをまた見られるのは本当にうれしい。真に大人のためのアニメですよ。

*1:この業界には疎いので、評価されていて私が知らないだけかもしれないが。