知るを楽しむ

シリーズ最後の今日は歌川国芳
この人のとんち絵のようなおもしろい絵は、朝日新聞の日曜版beのおもしろい日本画を紹介するコーナーでいくつか取り上げられていた*1コレとか)。といっても、新聞で見ていたときは作者名など全く気にしてなくて、あとからこの番組のテキストを読んで、あれはこの人だったのかと初めて意識したのだが。
西洋の技法を積極的に取り入れたり(これが非常におもしろい。日本画の中に西洋画の構図や絵がポンッと入ってたりするのだ。コレとか。コレもおもしろいなあ。忠臣蔵でこれは斬新だ。)、お上が役者絵を禁止すると、役者名をつけない「むだ書」という名の偽装役者絵を描いたり(コレとか)と、好奇心と気骨溢れる人だったらしい。
今見てもおもしろいし新しい感じがする。
若冲から見始めたこの番組だが、半分でも見られてよかった。何も知らなかった自分の視野が広がった感じがする。テキストもおもしろいし、得した気分。

*1:beにはWeb版があるのだが、このコーナーは掲載されていないのが残念。