高校の必修科目漏れの話

そもそも、学習指導要領で「世界史が必修で日本史と地理のうち一科目を選択しなければならない」と定められていること自体初耳だったんだが、そしてそのことがニュース番組でさも当たり前のように言われていることに驚いたのだが、私が高校を卒業してから変更になった部分なのだろうか。卒業してから教科の区分も大分変わったからその可能性はあるかな。そうでなかったら、もうかなり以前からこの状態が続いてることになるぞ。
それと、もしそうなら、報道機関は「○年前の学習指導要領の改正により定められたもので・・・」というようなことを言うべきだと思う。そうでないと、何年前からこの事態が続いていたかという報道が意味をなさなくなる。
私のときは、最初に日本史と世界史を学び、その後どちらかを選択していた(文系の場合)。地理単体の科目は理系の人間がとるもので(たぶん比較的楽だから)、文系はそもそも履修していなかったと思う。
問題となっている高校は、指導要領が変わってもそれまでの状態を続けていたということだろうか。
報道では地元の高校でもかなり行われていたようなことを言っているが、まだ私の母校の名前は出ていないみたい。でも、具体的に名前の出ていない「他○校」の中に入っている可能性もあるかな。
ただ、私の母校は1コマ65分授業だったので*1、単位数を合わせるために一週間単位でAとBの二種類の時間割を交互に使っていた。そのため、入学時に単位数の説明というのをきっちりやっていた覚えがある。だから、単位数の見落としやごまかしというのはあまり考えられないんだよな。
今回は岩手や山形などなじみのある土地の高校の名前が挙がっているので、出てきた高校の生徒にはなおさら同情してしまう。盛岡一なんて全国でも屈指の進学校だから、たぶん授業もかなりキツキツでカリキュラムを組んでるんじゃなかろうか。それで時間外の授業を増やすのはきつそう。自分だって受験生のときは0時限と補講が当たり前だったもの。それでさらに1コマ増えたらと思うと、ホント同情する。

*1:今ふと思って「65分授業」で検索してみたら、新学習指導要領になってから(つまりここ数年?)で65分授業にした高校というのがかなりあるみたい。週5日制の影響らしい。私の頃はもちろん6日制での話だが。