世界大音楽全集

今日、大工さんに頼んで応接間の据え付けの本棚を新しいものに換えてもらった(段の高さを高くして、大きな判の本も入れられるようにした)のだが、それと併せて、以前の本棚に入れてあった古い書物の一部を処分しなきゃな〜なんて話になっている。
私の亡くなった祖父は小学校の先生をしていたこともあってか(いや、単にその当時の流行に乗っただけかもしれないが)、文学全集などの類を揃えるのが好きだったのだ。この応接間の本棚もほとんどそういう本が占めていた。祖母によれば、それほど多くない給料からこつこつ貯めて集めたらしいのだが、そのモノが旧仮名遣いの復刻版とかなので、現代の人間にとってはあまり実用的価値をもっていない。(かといってたぶん資料的価値もない)
子どもの頃はたまに遊びで読んだりはしてたんだけどね。


まあそれは今はどうでもよくて。
今日家族の間でちょっと話題になったのが、音楽全集の処分について。クラシックのレコードに解説をつけて作曲家ごとに一冊にまとめた、河出書房とビクターの共同出版による「世界大音楽全集」全30巻なるものがあるのだ。今時のデアゴスティーニなどとは違って(もとからものが違うと怒られそうだが)、かなり重厚なつくり。*1
これもやはり祖父が買ったのだが、今うちにはアナログプレイヤーはないし、クラシックを好んで聴こうという人もいないので、かなり無用の長物と化している。で、「レコードって何で捨てたらいいんだろうね」(分別方法の話)なんて話になっちゃってるのだ。
でももったいない気もするんだよね。かと言って、じゃあおまえが聴くのかと聞かれればたぶん聴かないと答えるしかないのだが。
帯はやぶれてかなりボロくなってるけど、装丁や中身は大丈夫なはず。誰か欲しい人いないですかね。

*1:時代も関係しているのだろう。昔はこういう重厚なのが受けたし、出す方も余裕があったんだろうなあなんて考える