「夏休み最後の日曜日です」

というアナウンサーの決まり文句を聞く度に、「こっちはもう学校始まってんだよ!」とつっこんでいたのを思い出す、毎年のこの日。こうやって子どもたちは、世間が東京(この場合正確には首都圏以西なのだろうが)を基準にして回っているのだということを幼くして知るのだった。
でもこっちに住んだことのない人は、大人でも案外そういうことを全く知らないでいるんだよな。
話はちょっと違うが、大学時代、先輩が「こっちにきたら地方ニュースになるとアナウンサーが切り替わるのに驚いた」と言っていたのを思い出す。地方の人間からしたら当たり前のことだが、東京では引き続き同じアナがニュースを読むので知らなかったそうな。
そういえば、首都圏の天気予報を見せるニュース番組があるけど、あれは要するに東京の地方ニュースをそのまま全国に流してるということなんだろうな。あれを見る度に、そんな首都圏の詳細な天気予報なんて見せられても出張に行くのでもない限り役に立たんよ、と思ってしまう。