サンボマスターが映画「花田少年史」絶唱

本当は音楽ネタ(ミュージックマシーンで知った)なんだけど、「映画「花田少年史」」という言葉の方に反応してしまった。TVアニメは大好きだったから一瞬アニメが映画化するのかと期待してしまったが、実写か。どうなんだろうね。でも、実写で撮るにしても子どもを主人公にしたいい素材の作品だと思う。
それにしても、この記事は書いてることがずいぶんいい加減だ。
「コミックは「東京国際アニメフェア2003」で最優秀作品賞を受賞するなど」と書いてあるが、実際には「TVアニメ」がアニメフェアの「テレビ部門」で最優秀作品賞を獲ったのであって、対象はコミックではない。「アニメ」フェアなんだから当然だが。
しかも、コンペ&受賞作品を見ればわかるとおり、対象はほとんど国内作品であってそれを国内で評価しているんだから、これを以て「世界的にも評価は高く」と言うのには無理がある。
どうせなら、同アニメがアジアテレビジョンアワードの長編アニメーション部門でベストアニメーション賞を獲ったことを書いた方が、よっぽど国際的に評価されていることを示せると思うんだけどね。どのみちアニメについてということには変わりはないけど。(でも、原作がいいからアニメもいいのだ)*1
それに、花田少年史は確かにファンタジーだが、だからといって「“和製ハリー・ポッター”を目指す」ってことはないだろう。花田少年史がどんな話か少しでも知ってるなら、鼻で笑っちゃうような表現だ。
たぶん、これを書いてる記者は花田少年史がどんな話か全く知らないんだろうな。だからプレスを丸写ししてるんだろう。ハリーポッターという表現を映画製作陣が書いたのか、サンボマスター側のスタッフが書いたのか、ファンタジーということから記者が勢い余って書いたのかはわからないが。

*1:もちろん、小島正幸の監督がいいからでもあるんだけど。この人はもっと評価されていいと思う。