宇宙へ 〜冷戦と二人の天才〜

昨日、総合でなぜか午前2時過ぎから4時近くまでという深夜に放送していたBBC製作のドキュメンタリードラマ。
http://www3.nhk.or.jp/kaigai/spacerace/index.html


4回シリーズの、昨日は2、3回。
前回の1回目は、なんとなくタイトルに惹かれていたのに(そのときは純粋なドキュメンタリーだと思っていた)見逃してしまったんだが、今回見てみたらこれがとってもおもしろかった。
東西冷戦時のアメリカとソ連の宇宙進出競争を、それぞれの中心人物となった科学者フォン・ブラウンセルゲイ・コロリョフの二人を通して描いたドラマ。宇宙開発史ものといえば「人類、月に立つ」があるけど、あれをも少し思い起こさせる。内容も一部かぶってるしね。
ナレーションが随時入るので*1、長い予告編を見ているような感じになるときもあるが、それでも関係ないくらいおもしろかった。やはり、宇宙を目指す人々の熱意と努力には燃えるものがある。
コロリョフ役の声優が、プラテネスロックスミス(宇宙船開発をする科学者)の声を当てた石塚運昇*2だったのも個人的にはヒット。(笑) コロリョフの、目的のためには強硬な手段を用いたり多少の犠牲も厭わないところがまさにロックスミス的だったのだ。配役の妙というか、NHK、GJ!である。


昨日は、アポロ計画が発動し(JFKの有名な演説シーンも当時の映像で流れた*3アメリカでの宇宙計画が本格化する一方で、ベルリンの壁がつくられ、冷戦が一層厳しくなっていく状況を提示して終わった。う〜ん、いいところで切るなあ。
そして、続きは今日の午前2時半から
・・・って、見せる気あるんかい!
こんなおもしろいドラマを深夜にやるなんて(しかも2005年製作だから、まだかなり新しい作品)、NHKは何を考えてるんだ。まあ、たぶんもともとはハイビジョン用か何かで買い付けたものなんだろうけど。それにしても、せっかく買ったコンテンツの使い道としてもったいないとは思わんのかいな。
とりあえず、見るのを忘れないようにしなければ。
1回目から見ておけば、そして録画しておけばよかったなあ。


見るのを忘れないように、といえば、今日はNHKで「繋がれた明日」も最終回だわ。これも毎回放送開始時間が変わったりして、NHKは本当に見せる気あるのかどうか怪しいところなんだが。
今日は10時半から。

*1:純粋なドラマではないから。本格的な(という言い方も変だが)再現ドラマといった感じ。

*2:ザ・ホワイトハウスのジョシュ・ライマンでもありますが

*3:こういう映像が入るところがドキュメンタリードラマ