NHK「ポップジャム」年8回放送に縮小

あーらら。
ということは、(結局私は見なかったけど)こないだの座禅やモーサムやポリが出た回というのは最後のやけくそだったのか。
別にこの番組をコンスタントに見てるわけじゃないが、普通の番組で年8回っつーのはないよな。NHKのやる気のなさ、もしくは音楽番組制作部(名前何て言うのか知らないけど)の政治力のなさが現れてるよ。
毎週同じ時間にやるから見るのであって、全く違うジャンルの番組と一緒にローテーションを組まれていていつ放送されるかわからないというような番組を誰が狙って見るというんだろう。視聴率1〜2%というけれど、それはこの番組のここ数年の構成と司会者陣からすれば当然の帰結であって、番組自体よりまずはそこを問い直すべきなんじゃないの。あれで本当に視聴率が稼げると思っていたのだとしたら、NHKの製作陣はかなりヤバイ。
そして、音楽・夢くらぶも終わりか。こちらはよさそうな出演者のときだけ見て、それなりに楽しんでいたのだが。ま、夢・音楽館のころから、ミュージックカクテルの方がよかったのに(ブツブツ)とは思ってたけど。(笑)
しかしこういう番組はNHKでしか作れないんだから、そういうのこそ視聴率に関係なく続けていくことが、NHKの信頼回復につながると思うんだけどなあ。なんのための公共放送だよ。
そしてその替わりに始まるのが・・・


>新番組「あの歌が聞こえる」(水曜午後10時40分)をスタートさせる。
>過去の名曲のエピソードを紹介する番組で、ターゲットを中年以上に絞り込んでいる。


う〜〜〜〜ん・・・・・。
この説明だけだと、なんだか全くもって前向きな姿勢が感じられない企画だ。
そりゃNHKを主に視聴しているのは中高年層だろうが、一方で民放ではできないようなマスに阿らない若者向け番組をつくってきた*1という側面もあるわけで。音楽・夢くらぶにしたって、例えば今ハナレグミ*2を全面的にフィーチャーした音楽番組が(深夜のライブ番組以外の)民放で成立するかというと、しないと思うんだよな。そういう視点や姿勢が大事なのに、今回の後ろ向きな番組改正は、そういう可能性を自ら閉ざしてしまうように見えて残念だ。

*1:例えばソリトンとか(SIDE-Bは今でも語りぐさになるいい番組だったね。これの後継がトップランナーなんだろうけど)

*2:彼みたいなアーティストは、どんなに音楽リスナーには有名でも人気でも、一般人には全く知られていないというのが実際のところ