『Long Way To ROMA Built In A Day』 drawing 4-5

pelepop (2005)

こないだSILENT POETSと一緒に買った後そのままにしていたdrawing 4-5のアルバム(お店のコメントとジャケ写だけで決めたと書いた盤)を今日になって初めて聴いたんだが、いや、これはかっこいいわ! かっこよすぎてびっくりするくらい。
いろんな音や音楽がいろんなところで好き勝手に鳴っているのに、不思議と一つの音楽として統一感を持って聞こえてくる。コラージュ音好きな私のフェチ心をくすぐる絶妙な音つくりだ。フォークっぽくもあり、音響派的でもあり、エレクトロニカっぽくもあり。それに合わさる頼りなげなボーカルもいい。バックの音楽と相まって、緩やかで不思議な雰囲気をつくりだしている。
この音楽には、自分がSPANOVAの音を初めて聴いたときのような新鮮さと驚きがあった。振り返ってみると、今年はなんだかうまくまとまっちゃったような無難な盤を多く買っていたような気がするが、これは年末最後に訪れたサプライズかもしれない。リリースは6月だけどね。