ジェイミー・フォックス自らを語る

おなじみアクターズスタジオのインタビュー。BS2にて。
もともと(自分のコメディ番組をもっていた)コメディアンで、エニイ・ギブン・サンデーやアリに出ていて、レイで主役を演じて・・・ということは知っていたが、ここまで多才な人だとは思わなかった。
コメディアンになる前は、芸術大学でクラシックピアノのコースに通っていたらしい。へー、じゃあ本当にピアノが弾けるのか、なんて思ってたら、なんと今回は珍しくキーボードが会場に登場。その場でフォックスが弾き語りをしてくれたんだが、これがマジうま。ピアノもそうだけど、彼の歌がこんなにうまかったとは。しかも、HIP HOPでラップの合間に歌が入る、なんて曲を一人二役でやってみせたりして、ここでも芸達者ぶりを披露していた。
もちろんコメディアンらしくものまねも披露(この番組ではものまねする人が多いね)。わりとマニアックなネタで、私にはクリントン前大統領くらいしか似てる似てないの判別がつかなかったが、どれもみな客席からウケていたらきっと似ていたんだろう。
話し方もとても理知的だ。それでもときおり芸を交えたようなしゃべりをして、場を笑わせることも忘れない。きっとすごく頭のいい人なんだろう。魅力に溢れた人だった。
収録の数日前に、親代わりとなっていた祖母が亡くなったそうで、最後にその話題になると涙を流しながら話をしていた。編集のせいか、ちょっと唐突な感じはしたけれど、彼の言葉は感動的だった。
彼の祖母はとてもしつけに厳しい人だったそうだが、彼を見ているとそれがきちんと伝わっているのがわかる気がする。