ユンカース・カム・ヒア

意外によかった。
アニメーションは、淡い色使いで地味なんだけどかわいらしい(ちょっとおもいでぽろぽろを思い出した)。そして、時にスケッチタッチの背景画や空を飛ぶときの作画など、地味にレベルの高いことをやってる。
また、家庭教師のお兄さんへの恋心とか、お手伝いさんのこととか、日常のちょっとしたことがすごく楽しそうに描かれている。視点がちゃんと小学6年生の世界になってるのがいい。
奇跡についての演出だけは見ていてちょっと恥ずかしくなってしまったけど、そういうのも含めて小学6年生の世界なんだよな。地に足のついた子供サイズのファンタジー
ただ、描かれる話は(絵のタッチに似合わず)とてもシビアでリアルなので、子供が見たら中盤本気で悲しがりそうだけど。
母親役が紺野美沙子なのは聞いてすぐわかったけど、父親役が木根尚登本人だとはクレジットを見るまで気づかなかった。