夏目家の食卓

なんとなく見始めたらなかなか面白かった。
夏目漱石の家庭を漱石の妻の鏡子を通して見つめた話ということでまじめな話かと思いきや、とても楽しい、ホームドラマ・コメディになっていた。岸辺一徳はFM-VのCMよろしく分裂するし、なぜか家の天井からパネル(?)が降りてくるし。かなり好き放題、なんでもありの演出に大ウケしてしまった。
一徳にも笑ったけど、芥川龍之介を一生懸命それっぽく演じている豊原功補にも爆笑。
役者が皆上手いからめちゃくちゃな話でも安心して見られるという面もあるかもしれない。
主役の、モックンと宮沢りえ伊右衛門コンビもとてもよかった。モックンはちょっとマッチョすぎな気がしたけど。(笑) ドラマの合間に伊右衛門のCMが流れるのにも笑ってしまったが、SUNTORYが提供してるということは、つまりそもそもこれってCMからスピンオフした企画だったりするのかな。なんだか、「この二人の組み合わせ、いけますよね」「二人夫婦役でドラマなんてどうでしょう」「モックンはCMで過去に一度夏目漱石を想定した役をやってますから、思い切って夏目漱石のドラマなんていけるんじゃないですか」「いいですね」なぁんてプロデューサーとプランナー、スタッフの会話が聞こえてきそうだったよ。
他の作業をしながら見ていたのであまり集中していなかったのと、妹がプリンターの設定でわからないとこがあるーと言うのでそれに対応していたのとで、大分見逃してしまった部分があるのが残念。NHKのように気楽に再放送の要望は出せないけど、再放送してくれないかな。録画しとけばよかった。