昨日のNHKの宝石ドキュメンタリー

ホーンブロワーを見ていたので途中から見たのだけど、ナレーターが谷原章介! 
これに限らず、NHKハイビジョンの番組(これもそう)は俳優をナレーションに使うものが多い。番組によっては変に狙ってるようにしか思えないこともあるのだけど、これはとてもはまっていた。途中まで彼がナレーターだということに全く気がつかなかった。本当にいい声。
さすが、新選組!の評判でも、無駄にいい声無駄にいい男と言われていただけある。これだけ美声ならナレーターだけでも生計立てていけるよ。
番組は、ロマノフ王朝の所有していたジュエリーについて。王朝が悲劇の最期を遂げただけに、方々に散り、それゆえに歴史が生まれたジュエリーたち。有名なインペリアル・エッグは今はそのいくつかがアメリカにあるそうな。社会主義の国家から散っていったものが資本主義であるがゆえにそこに集まっていくというのは皮肉なものだ。だけど、そのおかげで今も存在が確認できるわけだ。その現物は、これ以上ないくらいの美しさと贅沢さで、眼福でした。
番組の最後にロマノフ家の末裔という男性が出てきたが、まだ存在するとは知らなかった。殺されたのは直系だけなのかな。彼は、スイスで普通の村人として生活しているそうだ。