デジスタ・アウォード2004

久しぶりに見たデジスタ。この年末のデジスタ・アウォードは毎年形態が変わっていて、番組の暗中模索ぶりが伺えるようだ。今年は3日に分けての放送らしい。今日はインスタレーション・インタラクティヴ部門のノミネート作品紹介(と決戦へいく作品の選出)の日。
さすがアウォードに選ばれるだけあって、どの作品もおもしろかった。インスタレーションって一歩間違うと作者のオナニーなだけのしょっぱい作品になるものが多いので、見る前に警戒してしまうんだけど。
今回見た中では「空間新素材」という作品が特に気に入った。プロジェクターが投影した映像を立体的に見せて、映像の中の人々がまるで奥行きのある空間の中で普通に行き来しているように見える作品。この立体的に見せる仕組みというのが実はわりと単純なんだけど、発想がすごくおもしろい。しかも仕組みがわかっていても、その映像世界に惹きつけられてしまう。
結局、これは決戦には進まなかったけど。でも選ばれた3作品もどれもいい感じだった。