Weekend Japanology
今日のテーマはなんだろう、と思いつつNHKの番組表を見てみたら、番組名のあとに「終」の文字が。
えぇぇーーーーーー？！ いきなり最終回？！
Weekend Japanologyはもともと海外向けNHKチャンネル、NHKワールドの番組で、日本ではBS1で放送されている情報番組。新聞には「週末日本学」とか「週末日本」という名前しか書かれていないので、何だろうと思ってる人もいるかもしれないが（いないか・・・）、その内容は、ピーター・バラカンと日本人女性アシスタントのレギュラー2人が、日本に関連した一つのテーマについて専門家の話を聞いたりテーマについてまとめられたVTRを見たりするというもの。インタビューもVTRの中の解説も全て英語（副音声で日本語訳がついてる）*1。
テーマは「新幹線」「ゴルフ」「ジャズ」「日本画」「秋葉原」等々、多岐に渡っている*2。基本的には海外に日本文化を紹介する番組だけど、日本人も知らないようなことがたくさんでてくるので日本人が見てもためになる、というか、日本人が見るとより楽しめるし日本文化への理解を深められると思う。
例えば、アニメというテーマで、大正時代の初期のアニメーションから始めて大藤信郎や川本喜八郎の作品、それに東映の大量生産時代まで含めてその歴史を紹介する番組が他にあるだろうか。海外向けだとしても、鉄腕アトム辺りから始めるのがいいとこだと思うね。
このアニメの回のゲストはアニメーション作家の山村浩一で、VTRではこうした歴史の他に彼の作品も見られて、さらにスタジオでは山村氏がアニメーション作りを実践してみせたりと、とても面白かった。
バラカン氏とアシスタントの落ち着いた雰囲気がいいし、番組最後の方のリポーターが外に出かけて日本のいろんな文化を体験しながら紹介する“ Out & About ”のコーナーも楽しくていい。（私は、ちょっと太めのリポーター、ユディ・川口のファン）
打ち切りといっても、番組制作自体が終わったというならまあ納得できなくはないんだよ（いやだけど）。しかし、NHKワールドでは今後も番組は継続されるのに、BS1でだけ放送が終わりなのだ。11月からBS1の番組編成が変わるから。そんなんじゃ納得できーーん！！
だって、今までだって日曜午前4時台（笑）*3という、国内でリアルタイムで見る人なんてほとんどいなさそうな時間帯に放送されていた番組なのだ。そんな時間に他の番組をもってきたところで見る人が増えるわけないじゃない。
今でもこんな時間帯なんだから、どんな酷い時間帯になっても構わない。どうか放送を継続してもらえないだろうか。
・・・と、NHKにも要望窓口からメールを書いて送ったけど、たぶん無理なんだろうなあ。
ザ・ホワイトハウスならいざ知らず、この番組を国内で見てる人なんて本当にほとんどいなさそうだもの。
しかしどうにも納得いかんよ。
