認知方法

今日、台所の床の張り替えをした。もう築30年近い家なのでいろいろとガタがきているのだ。先日も茶の間の天井がやわんでいるので補強してもらったし。
正確には張り替えたというより、以前の床の上にさらに一枚床を作ったというのが正しくて、以前より台所の床が1cmちょっとだけ高くなっている。しかしテーブルやイスや食器棚など、今まで台所にあったものはその上にのっかっているわけだから、行動する上での物の高さはもちろん今までと変わっていない。
でもなぜか、台所に入ると以前より足下が高くなっていると感じちゃうんだなぁ。変わったのは天井までの高さだけのはず(それも1cm強)だし、特に天井を眺めたわけでもないのに。強いて言えば、天井についた蛍光灯からの光が少し近くなっているのと、視界の隅に入っているであろう隣接する茶の間や廊下の位置が少し低く見えているはず、くらいか。でも別に意識してそこを見た覚えもないんだが。
普段人間はどうやってものの高さや位置を認知しているのか、人間の認知力の不思議さを感じてしまった。