新選組!

まあまあおもしろかったけど、いろいろとエピソードを組み込みすぎだ。
それに一筆啓上つね様方式は一回きりのネタとしてやるからいいわけで、何度も使うというのはどうかと。三谷が一話一日のしばりを自分に課しているからこうなってしまうわけだけど、もう拘らなくてもいいと思うなあ。無理が出てきてるから。今日なんて半年分くらいの経過が一つの手紙にまとめられていたから、話の進み方がずいぶんと強引だった。
近藤は今回急に肝の据わった男になっていて驚いた。それが局長の重みだと言いたいわけか、三谷は。でもずるをしたな。重要な柱を一本失った集団がどう持ちこたえていくかということを描くのだろうと思っていたら、間の出来事はさらっとすませてしまった。今まで過程の描写に必要以上に時間をかけてきただけに、これには違和感を感じる。ただ、近藤の演技はわりとよかったんじゃない? 台詞はまだ固いけど、台詞を聞いてガクッとくる回数は減った気がする。
あと問題はチャンバラだな。ちょっとSEの付け方がいい加減すぎる。ブスッ、カキーンって音が鳴ってりゃいいってもんじゃないぞ。それと沖田はお願いだからもうちょっと殺陣の練習をして〜。天才剣士には見えないよ。
内山さまについては、(間合いの必要な刀じゃなくて)拳銃なんだからためらわずに撃てよ、と思ったが、それじゃ話にならないか。(笑) これは演出の問題だろう。