アーティストに広がる反CCCD @朝日新聞

今日の朝刊に載っていた記事。首都圏では夕刊文化欄に載っていたようだけど。
佐野元春ソニーの方針に反発して自主で普通のCDを出すことにしたこと、矢野顕子も音質の問題からヤマハに移籍したこと、リスナーの反発は企業の姿勢に対して向けられていること、等々が書かれていた。
少し前の輸入権の問題を取り上げた記事も要点がきちんとまとまっていてよかったが、今度の記事も、音質云々だけでなく企業姿勢に問題があるのだという書き方になっているのがいい。最近、これまでとはうってかわった腰の据わった記事が続いているが、この問題に熱心な記者がいるのか、それとも部署内で方針の転換でもあったんだろうか。


しかしながら遅すぎた。
なぜもっと早くから・・・と思わずにいられない。
とはいえ、両問題がこれだけ大きく取り上げられるのはいいことだと思う。このことを考えるとはらわたが煮えくり返るような思いがするから。もっと多くの人に考えてもらってもいいはず。


CCCDか・・・。先日届いたZEPPET STOREのニュースレターに、ZEPPETが新作アルバムの音源を完成させたことが書かれていた。全曲英語詞。今秋発売予定。
聴きたい!すごーーーーーく聴きたい! なんてったって久しぶりの全英語詞。きっと傑作になっているはず(ファンとしての確信)。
しかし、たぶんCCCDなんだよなぁ・・・。レーベルが東芝EMIだから。前作「SLICK」もCCCDだったので私は買わず、結局ライブも音源を聴かないまま観に行ったのだった。このアルバムが発売されたとき、ZEPPETの側からCCCDについてコメントが出されたのだが、音質面についての言及が主でファンとしてはとても失望したものだった。今度もまた同じ話になるんだろうか。
といっても、一度メジャーとの契約が切れた後になんとかまたメジャーに拾われた、しかも昔のような人気もない彼らの苦しい立場もわからないではないわけで。
嗚呼。このことを考えると暗澹とした気持になる。