NEWS23の特集 ジャパニメーション

とりあえずつっこんでおくと、TV局がジャパニメーションという呼称を使うのはいい加減やめようよ。


内容は、製作(特に下請け)の厳しい環境や韓国アニメーション事情(アニメーション高校などを作って国を挙げて支援している)など以前から問題として挙げられていたり話題となっていることだが、こんなふうにニュース番組で大きく取り上げられるのは世間的な認識も上がっていいことだろう。今国内では、日本産アニメブームだともてはやす一方で、製作などについてはオタクの世界のこととして暗に日陰に扱う傾向があると思うから。ナレーションを古谷徹がしていたのがなんとも示唆的。
今この話題を取り上げたのは、今年複数の大作アニメーションが公開されるという理由もあるだろうが、TBSとしてはアップルシードが公開中にこの話題を出して作品のPRもしてしまいたいところなんだろう。公開前だったらアップルシードなんて他の3作とは並ぶべくもないだろうと思っていたところだが、内容的に意外と健闘していたので今見るとそれほど違和感はなし。


ところで、今年1月2日の夜11時だったか12時のNHKの全国ニュースで、いきなり「今年は日本製作の話題の劇場アニメーションが続々公開されます・・・」というようなニュースが流れたのを見た人はいるだろうか。押井守の「イノセンス」、宮崎駿の「ハウルの動く城」、大友克洋の「スチームボーイ」について映像を流しながら軽く説明する短いニュースだったのだが、本当に突然だったのであれにはかなり驚いた。なぜ1月2日の夜にNHKであのニュースだったのかは今も謎。それほど流すニュースがないんだろうかとは当時思ったけど。