Nスペ 「地球大進化 46億年・人類への旅」

土曜日の再放送を初見。ネットで評判がよかったので期待していたんだが、うん、なかなかおもしろい。
CGがすごい。かつて2億5千年前に起こったという隕石の大衝突を現在の地球を舞台にシミュレーションしてみせたCGは、さながら最近のパニック映画にもありそうな「人類最後の日」といった趣で迫力満点*1。もちろん映画の映像とは比べるべくもないが、それでもさすがNHK、金かかってんなーという感じ。これは民放じゃできんよね。
ちなみに実際に大規模な隕石衝突が起こると、地表は熱い岩石の気体で覆われて海は干上がり、人間どころか地表の生物は全て絶滅してしまうらしい。
また、その隕石衝突の影響で出来たと思われる塩湖の深くから当時の海水がそのまま閉じこめられている塩の結晶を採取し、中の海水を調べてみたところ、微生物が確認されたこと。さらにそれを培養したところなんと微生物が復活したという事実には、素直に驚き、感動した。2億5千年前の生物が再び分裂を始めるなんて!
山崎努の小芝居は、まああってもなくてもいいんだけど(笑)、実はあれもちゃんと演出されていて、あの雰囲気は嫌いじゃないな。
このシリーズは6回構成で次回の放送は5/15らしい。去年の「文明の道」はどうも話の語り口が扇情的で、しかも結論ありきで筋書きを考えている感じがして好きになれなかったんだが、今回のシリーズは、CGを使った再現など似た要素がありつつも、もうちょっと素直に見られそう。次回が楽しみだ。

*1:そういえば「デイ・アフター・トゥモロー」ってどうなんだろう。あれは異常気象だっけ?