CD輸入権

朝日新聞週末版「be」のbusiness版の「読み・解く 世相」という欄で山形浩生輸入権について書いていた。
http://www.be.asahi.com/20040410/W12/0025.html

CCCDが問題となった(というか今でもなってるわけだが)時もそうだったが、一体どのくらいの人がこのような欄を読んで問題について認識するのだろうか。beでは以前にもパソコン入門の欄でCCCDについてちくちくと批判めいた文章が載っていたことがあったが、それに気づいた人はたぶん少なかっただろう。
結局のところ、こんな欄を読んで問題のことを考える人というのは、既にその問題に関心のあったような人じゃないかと思うのだ。だって新聞の別冊のような紙面の片隅で誰か一人が騒いでいても、新聞本紙で正面切って取り上げられない限り、一般人には問題の大きさなんて推し量りようがないからね。
でも新聞でまともに取り上げられることはないんだよな。
正直に言うと自分にとっても、企業の姿勢としてわかりやすく見えていたCCCDの問題とは違って、今回の輸入権の問題はわかりにくい。説明を読めば理屈としてはわかるんだけど、実際のところどうなの、本当にそんなふうになるわけ?と思ってしまうのも事実。意識が低すぎ、不勉強だと言われるかもしれないが、できれば、時に感情的にもなりうる個人的意見ではなく、問題に多くの利害関係のない立場から公の場で冷静な分析が欲しい。
新聞でも週刊誌でもクローズアップ現代でもいいから。こんなに食いつきやすそうなネタなのに彼らは何をやってるんだろうね。