自らを語る

BS2で放送するアクターズ・スタジオ・インタビューのトム・クルーズの回を録画したついでに、同じテープに先月録っておいたケビン・スペイシーの回を見た。2000年収録だからもう4年近く前のものになるが。
ケビン・スペイシーがこんなに芸幅のある人だとは思わなかった。演じる役柄ももちろんそうだが、まさかインタビューの途中でものまね大会になってさらにタップダンスまで披露してくれるとは。ジュリアード学院に進む前に、一時期LAのクラブのステージに立っていたそうだ。タップダンスはちょっとリズムがよれてた気がしたけど。でも請われると嫌がらずにノッてやってくれるんだからいい人だよな。
さらに、毎回恒例の質疑応答の時間には、映画の一場面を私と一緒に台詞あわせしてくれませんか、台詞は紙に書いてもってきました、クリスマスだしいいでしょう、なんていうまことにずうずうしいお願いをしてくる学生に対して笑顔で快諾して一緒に演じてくれてるし。
しかしこれってすごいよな、普通そこまでずうずうしくなれないでしょ。日本でやったら先生や周りの学生があわてて引き留めそうな気がする。アメリカのあの場であっても、見た感じあの学生は空気読めてないずうずうしい奴って感じがしたが(なんとなくね)、それでも、周りは爆笑してるだけで誰も引き留めようとはしていなかった。そこがすごいよなあ。